HAPPY SUNDAY 2025

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ございました。

Procuced by Suns B Blank

沖縄県の児童養護施設を退園する子供達を
支援するチャリティーイベント

 第3回『HAPPY SUNDAY 2025』

密着レポート

2025年2月23日、チャリティー音楽フェス「HAPPY SUNDAY」が嘉手納町の兼久海浜公園で開催されました。児童養護施設で育った子ども達のこれからを支援するチャリティーイベントとして2023年にスタートし、今年で第3回目を迎えた本イベント。
当日は雨風に見舞われた中での開催でしたが、出演アーティストとスタッフ、訪れたお客さんの想いに包まれて、終始温かな空気で充たされたイベントとなりました。
総勢15組の出演アーティスト&スペシャルゲストに、イベントにかける想いをインタビュー。ライブレポートと合わせてご紹介していきます。

LIVE×美味しいフードで賑わう会場

総勢27台ものフードトラックやアパレル、DJ教室といったワークショップまで、個性的なイベントブースが集結!訪れたお客さんは、生音ライブとおいしい食事で思い思いの時間を楽しんでいました。

HAPPY SUNDAYオリジナルTシャツやアーティストのオフィシャルグッズなども販売。イベントの売上は沖縄県内の児童養護施設を退園する子ども達への寄付金となり、支援に繋がります。

RITTOファンの糸数さんファミリーは、なんと手描きの手づくりTシャツを着て参戦!

「ステージとの距離が近くて楽しみです!キッチンカーやアパレル販売もたくさんあって、楽しみながらチャリティに繋がって嬉しいです。」

BMX SHOW 

(漢那史哉/KANNA FUMIYA)

トップバッターは、沖縄を代表するBMXライダー・漢那史哉さん率いるクルーが登場!沖縄で活躍中!左右の技を操るライダー・トモハルさんと、レぺゼン神戸の小学生ライダー・ジョーくんによる、迫力のコラボステージで会場を沸かせてくれました。漢那さん「BMXを通して世界中のライダーとコミュニケーションを取ることができます。表現のひとつとして、BMXの魅力を沖縄から発信していきたいです。」

Naz Yamada(山田なづ)

県出身のシンガー・山田なづさんが登場!透明感ある歌声と真っ直ぐなメッセージで、オーディエンスの心を鷲づかみに。

なづさん「去年初めてHAPPY SUNDAYに参加して児童養護施設のことを知り、考えさせられる機会をもらい、自分自身の音楽への向き合い方にも変化がありました。ミュージシャンとお客さんが一体となり、みんなでイベントを作るという温かな雰囲気が大好きです。“やりたいことをやり抜く”という姿を見てもらうことで、子ども達の夢が広がるきっかけになれたらいいなと思って参加しています。」

MaveRick

首里出身のアーティスト・MaveRickは、ピースフルな歌声で会場を魅了しました。ユニット「林檎classics」で共に活動するシンガー・Celina(セリナ)とのコラボステージでは、ソウルフルな歌声×想いが込められたラップのハーモニーが印象的なステージでした。

MaveRick「地元の首里で、自分たちにもできることがないか仲間と考えて、こども食堂を運営しています。同じ想いを持つHAPPY SUNDAY主催のバロンさんと出会い、本イベントにも実行委員として参加させてもらっています。子ども達が足を運びやすい環境を作り、音楽を通して次の世代に繋がる活動を続けていけたらと思っています。今年はアラハビーチで林檎classicsのライブイベントも企画しているので、ぜひお楽しみに!」

PIEC3 POPPO

嘉手納シニアHIP HOP CREW & KIDS DANCER

お次は、毎年大盛り上がりの「PIEC3 POPPO」のステージ。

サイケデリックな衣装を身にまとい、子どもたちに向けたメッセージを楽しく発信してくれました。

PIEC3 POPPO「沖縄の未来に貢献できるイベントを、共に盛り上げられて嬉しいです。HAPPY SUNDAYはいろんな想いがつまった場所なので、参加してハッピーバイブスを感じてほしいです!」

最年長95歳!「嘉手納シニアHIP HOP CREW」とパワフルなキッズダンサーとのコラボステージでは、オリジナルの新曲「もーあしびー」を初披露し盛り上がりました。年齢関係なく、みんなで一緒に踊って歌う、スペシャルなステージで魅せてくれました。

MAKE SUM (DJ KFIVE, LAZY WII, GANAFII, NAISA, BEAR MOTES, NAISA, AKILIMALI)

3回目の出演となる5MC&1DJのHIPHOPクルー「MAKE SUM」。6人それぞれの個性が光る、躍動感あるステージで会場を沸かせました。

Akilimali「僕らはうちなんちゅ3人、ハーフ3人のMIXグループです。パフォーマンスを見て、 “好きなことや成し遂げたいことは自分たちにもできるんだ” ということを子ども達に感じとってほしい。ライブという形で愛が伝わり、実践できるように活動していくので来年も一緒に盛り上げていきましょう!」

RYO a.k.a. Speedmaster & AK from INTERCEPTER

みんなが知っている曲を替え歌で楽しませるダブを、軽快なMCとともに繰り広げてくれたふたり。

RYO&AK「18歳になったら施設を卒業する子ども達。僕らができる音楽を通して、少しでも支えになれたらと思い参加しました。このイベントをきっかけに、施設の現状を知ってもらえたらいいですよね。知るきっかけもありつつ、遊びにきたら全力で楽しんでほしいです!」

What’s up Akemi Dance School & HiDE春

3歳のちびっこから50代までの幅広いメンバーによる、熱くハイレベルなHIPHOPやブレイクダンスで観客を魅了するWhat’s up Akemi Dance Schoolのステージ。

Akemi「技やスキルだけではなく、ダンスを通して感謝の気持ちを伝えられるようなステージづくりを大切にしています。見に来てくれた人が元気になるお手伝いをしに参加しました。みんなの想いが届いたなら嬉しいです!」

後半は、スペシャルゲストでHiDE春が登場!キッズダンサーとコラボしRBCiラジオテーマソングの「愛太陽」を初披露。パワフルな歌声とダンスで盛り上げました。

HiDE春「子ども達のためのイベントで、子ども達と一緒にパフォーマンスができたことが本当に幸せです。衣装も、子ども達がペイントしてくれました。

みんな今日まで生きててくれてありがとう。明日も一緒に生きよう!生きてたらなんとでもなる!」

 

スペシャルゲスト・Shot Gun Dandy

HIPHOPの楽曲を翻訳し文化を広める人気YouTuber・Shot Gun Dandy(ショットガン ダンディ)さんがスペシャルゲストで登場!その場で豪華プレゼントが当たる抽選会では、主催者・バロンさんと司会・よなみねのぞみさんと盛り上げてくれました。

Shot Gun Dandy「地元の沖縄に少しでも貢献できたらと思っていたので、HAPPY SUNDAYへの参加は有り難い機会でした。沖縄のアーティストは日本の中でもトップレベルで、世界中に広めていきたい。自分も少しでもその力になれたらと思って活動しています。まずは地元を盛り上げていきたいですね。みんなの力で沖縄の魅力を世界に押し出していきましょう!」

 

GRACE AIMI

ハートフルな歌声と温かな空気感で会場を魅了したGRACE AIMI。「血が繋がっていなくてもみんな家族だよ」というメッセージと共に、できたてほやほや・未リリースの新曲「人生の旅」をアカペラで披露してくれました。

 

GRACE AIMI「私は家族が大好きで、もし家族がいなかったらと考えた時、どうなってしまうのかがわからない程です。“そういった気持ちになれない子ども達がいる” という現実に向き合い、ちょっとでも何か幸せを感じられるような、励みになりたいと思いました。

HAPPY SUNDAYはそのためのイベント。一曲だけのライブだとしてもやり続けたいです。

自分ひとりでは何もできないと思っていても、自分の気持ち次第で大きな変化をもたらせる。みんなが輪となり、前向きな気持ちさえあれば世界をいい方向に変えられると信じています。そこにたどり着けるように頑張ろう!会場で、愛のある雰囲気をみんなで作ってくれてありがとう。」

あったかいメッセージをくれたGRACE AIMIさん。春には、久しぶりのリリースで新たなEPを出すので要チェックです!

Rude-α

今回初参加となるRude-αが登場!終始、熱いメッセージが込められた歌声に会場はヒートアップ!「Change」「うむい」「Borderless」などさまざまな楽曲を披露してくれました。

Rude-α「HIPHOPイベントは多いけど、お子さんも参加できる無料のチャリティフェスは珍しく、沖縄ならではの地域性とパワーを感じます。音楽には人種の違いを越えて世界を丸くする力がある。人の心を動かす一員として、ライブに花を咲かせたいです。イベントを楽しみつつ、みんなでできることをやっていこう!」

RITTO

沖縄HIPHOP界の重鎮・RITTOがHAPPY SUNDAY初登場!

子ども達をステージに上げて会場全体が一体となり、愛に満たされたライブパフォーマンスでした。

RITTO「HAPPY SUNDAYは子ども達の気持ちを大事にしているイベント。自分も子ども達にどう喜んでもらえるかを重視していて、一番大事にしています。

みんなが力まず自然体で、かっこつけずに楽しめて、“この人のラップや言葉を聞けて良かったな” と思えるライブを心がけています。足元が悪い中集まってくれたみんなには最大級の感謝で。来年もこの空間で、みんなで楽しめるよう願っています!」

 

自身でも「波の上フェスティバル」を企画・運営しているRITTO。地元の人が遊べるイベントを来年も企画中で、今年はアルバムを出す予定だそう!乞うご期待です。

スペシャルゲスト・古謝美佐子さん

本日最後の抽選会には、なんと!沖縄民謡のレジェンド・古謝美佐子さんが登場。アカペラで名曲「童神(わらびがみ)」を披露してくださり、会場をハートフルな歌声で包んでくれました。

<DJ TIME>DJ KFIVE

OZworldのバックDJも務める「DJ KFIVE」によるDJタイム。

沖縄のHIPHOPナンバーをメインに、みんなが歌えるセットリストで楽しませてくれました。

DJ KFIVE「みんながここに集い、遊びに来てくれることで、誰かの力になる。僕も “音楽で誰かの力になりたい” という想いで参加しました。 

世界には、食事を十分に食べられていない人、お金がなくて苦しんでいる人がまだまだいっぱいいます。一日10円でもひとかけらでもいいので、一人ひとりが隣の人を助けられたら、平和な世界になるのではと信じています。HAPPY SUNDAYを通して、みんなでできることからやっていきましょう!」

佐久間龍星

嘉手納出身のアーティスト・佐久間龍星が登場!

雨が降りしきる中、「NO BORDER」や母へ向けた「君のままで」などを熱唱しました。

自身も児童養護施設で育った龍星さん。イベントにかける想いは人一倍強く、子ども達に向けて “夢を諦めないで” とひたむきに語りかける姿に、会場がひとつになりました。

佐久間龍星「最初はオリジナルTシャツの販売から始まり、3年前から音楽フェスへと進化したHAPPY SUNDAY。初回から参加させてもらっていますが、今日はすごいメンバーの中で歌わせてもらい、感無量です。

自分自身も養護施設出身で、支援金で助けてもらった立場。実際、名前も知らない妹や弟たちがたくさんいます。その子達のためにも何かできたら、という気持ちで意気込んでいます。

チャリティの寄付金と同時に、どんな環境下であっても“夢を追いかけることができる” ということ、“こういう道もあるんだよ”という価値を子ども達に見せられたらいいなと思います。

皆さんがここにきて楽しんでくれればくれるほど、支援に繋がります。家族や仲間と思いきり楽しんでください!」

OZworld

ライブの最後を飾るのは、お待ちかねのOZworld!溢れんばかりの大歓声の中、ステージに登場しました。

客席との距離が近く、迫力あるステージにボルテージは最高潮!人気曲の数々と、RITTOと三線奏者・KUNIKOとのステージ、GRACE AIMIとのコラボ曲など変化に富んだステージングでオーディエンスの心を掴みました。

ラストは、地元で共に育った佐久間龍星とのギターアコースティックver.「NINOKUNI」を披露。地元の「嘉手納白龍青年会」によるダイナミックな龍のパフォーマンスと共に会場を魅了しました。

OZworld「HAPPY SUNDAYは去年から地元の嘉手納での開催ということもあって、自分の家族や友達の家族も総出で出動して、“昔のお祭り” 的な感覚で楽しみにしてきました。前回のライブを踏まえて、この地で今できる最高のパフォーマンスを試行錯誤して臨みました。

ラストの同級生・龍星との「NINOKUNI」セッションは、“嘉手納でふたりでやる” という意味がでかかったですね。

今年はこれまで以上に活動の幅が広がり大きい発表があるので、お楽しみに。チェックお願いします!」

続けていくことの大切さ

主催の松原千裕さん・バロンさん夫妻。来年の開催へ向けての想いを聞きました。もともとOZworldのマネージャーで、現在は那覇小学校の教員という異色の経歴を持つバロンさん。HAPPY SUNDAYでは“フリーダム小学校”の校長に就任し、ボランティアとしてチャリティフェスの開催とアーティストの音楽活動を夫婦でサポートしています。

 バロンさん「同級生に施設出身の友達がいて、児童養護施設の実情を知りました。十数年が経って教員になり、自分も子ども達に何かできることはないかと考え、オリジナルTシャツの販売を通じたチャリティ活動を始めたのがきっかけです。

 今回で3回目の実施となったHAPPY SUNDAY。クラウドファウンディングで集まった資金がイベントの運営費になり、想いに賛同し協賛して下さったたくさんの企業さんのご協力で実施することができました。」

イベントを楽しむことが寄付につながる

ボランティア総勢60人以上、27台ものキッチンカー。

悪天候にも関わらず、3500人もの来場者数となった「HAPPY SUNDAY 2025」。

バロンさん「皆さんがイベントでオフィシャルのグッズやフードを買い物してくれると、児童養護施設を18歳で卒業する子ども達への寄付金の一部となります。

児童養護施設の存在を知らない人がたくさんいるので、まずは知ってほしいです。それを知った上で、自分に何ができるだろうと考えてもらい、行動力へと繋げてほしいです。

今後も、協力できるメンバーをみんなで増やしていき、“年に一回続けること!”が目標です。

 

たくさんの想いをのせて年々進化し続ける「HAPPY SUNDAY」。来年も、アーティストとオーディエンスの垣根を越え、みんなのパワーで大いに盛り上げていきましょう!

 

photo:大下 清志

text:花城 綾子

 

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HAPPY SUNDAY2025
クラウドファンディング

▼今年も沢山のご支援ありがとうございました▼

音楽で

世界を変える。

「音楽で世界を変える。」チャリティー音楽イベントを通しイベントへの参加者が今の沖縄が抱える問題と向き合い共に考え発展を願うイベント。
沖縄県は1人当たり県民所得が全国で最下位、非正規雇用率が1位、失業率が1位、給食費未納率が1位、子どもの貧困率が1位など、さまざまな貧困の指標となるデータで残念ながらワーストを記録している現状があります。

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